【株式市場】日経平均は21円高、後場は徐々に値を消し一時小安くなるが回復

◆日経平均は2万7445円56銭(21円60銭高)、TOPIXは1993.28ポイント(0.50ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億8807万株

 2月28日(火)後場の東京株式市場は、このところ堅調さの目立った海運株が急速に値を消し、前場活況だったPBR(株価純資産倍率)1倍未満株の上げも総じて一服模様に転じた。半面、野村不HD<3231>(東証プライム)などの不動産株が一段強含み、ニトリHD<9843>(東証プライム)も一段強含み、青山商<8219>(東証プライム)は前場の上げ幅を保って堅調。後場の日経平均は96円高で始まり、次第に値を消して14時半頃には一時23円96銭安(2万7400円36銭)まで軟化したが、大引けは小高くなり前日比で反発した。

 後場は、リズム<7769>(東証プライム)がジリ高基調を強めPBR1倍未満株物色の出遅れの見方。スターティアホールディングス<3393>(東証プライム)は中盤にかけて一段と上げ子会社クラウドサーカスのWebサイト簡単制作新サービスなど材料視。シーズメン<3083>(東証スタンダード)やBeeX<4270>(東証グロース)は2月締めの決算に期待とされ一段と出直り拡大。INTLOOP<9556>(東証グロース)は1月締めの上期決算発表に期待拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は13億8807万株(前引けは5億1519万株)、売買代金は3兆3819億円(同1兆2128億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は806(前引けは965)銘柄、値下がり銘柄数は903(同776)銘柄。

 東証33業種別指数は14業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、不動産、サービス、精密機器、情報通信、小売り、電気機器、石油石炭、ゴム製品、銀行、輸送用機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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