あいちFGやトモニHD、フィデアHDが高値に進み地銀株の強さ目立つ

■メガバンク株に比べ出遅れ感、地域再生ファンドなどに注目集まる

 3月1日午前の東京株式市場では、地銀株の強さが目立ち、愛知銀行などの持株会社・あいちフィナンシャルグループ(あいちFG)<7389>(東証プライム)は取引開始後に4%高の2622円(105円高)まで上げて2022年の設立・株式上場以来の高値を更新。香川銀行などの持株会社・トモニホールディングス(トモニHD)<8600>(東証プライム)は412円(18円高)まで上げて2ヵ月半ぶりに昨年来の高値を更新し、北都銀行(秋田)などの持株会社・フィデアホールディングス(フィデアHD)<8713>(東証プライム)も1573円(51円高)まで上げて昨年来の高値に進んでいる。

 「地域金融機関と中小企業基盤整備機構が共同出資し、小規模の企業を支援する地域再生ファンドをつくる」(日本経済新聞2月28日付朝刊)などと伝えられ注目されているほか、三井住友フィナンシャルグループ(三井住友FG)<8316>(東証プライム)などのメガバンク株が日銀の次期総裁の手腕への期待などで先行高したため、地銀株に出遅れ感が出ているとの見方もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る