アイリッジ、子会社のフィノバレーは子どもの食支援「Table for Kids」で第20回企業フィランソロピー賞を受賞

■貧困問題に取り組む新たな可能性を評価

 アイリッジ<3917>(東証グロース)の連結子会社でフィンテック事業を展開するフィノバレーは、社会の課題解決のために自社の経営資源を有機的・持続的に活用した社会貢献活動を顕彰する「企業フィランソロピー大賞」(主催:公益社団法人日本フィランソロピー協会) において、企業フィランソロピー賞「こころのフィンテック賞」を受賞した。3月3日に学士会館で贈呈式が行われた。写真は、浅野会長(向かって左)から賞状を授与された川田社長(右)。

 受賞対象となった取り組みは、経済的な事情を抱える子育て家庭を支援する「Table for Kids」(子どもの「食」応援クーポン事業)である。

 「Table for Kids」は、認定特定非営利活動法人夢職人(東京都江東区)が主体となり、デジタル地域通貨事業を展開するフィノバレーと連携し、2020年12月から取り組んでいる事業である。夢職人は首都圏を中心に子どもや若者を対象とした社会教育・社会福祉事業に取り組んでいる。

 受賞事業では、子どもの「食」応援クーポンの利用を希望する家庭を公募し、公的証書の確認を含めて審査・選考を行ったうえで支援を決定している。支援家庭に対して、スマートフォンのアプリからまちのお店の所定のメニューや商品で利用できるデジタルクーポン(ポイント形式)「カケハシコイン」を付与し、新たな食の継続的な支援に取り組んでいる。アプリからは、食の支援に加えて、経済的な事情を抱えた親子を対象とした行政・自治体、他のNPO・団体の支援情報の提供も行っている。現在、東京都内5区(江東区、墨田区、中央区、江戸川区、葛飾区)の38店舗(飲食店、弁当惣菜店、精米店、青果店、精肉店等)が協力加盟店として登録しており、随時、協力加盟店の募集を行っている。

 同取り組みは、文字通りサポートを必要とする人と応援したい人との「カケハシ」となっていること、デジタル通貨の拡大に伴い、貧困問題に取り組む新たな可能性を拡げていること、人の温もりをデジタルの活用でつなげる活動であることが評価され、今回の受賞となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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