銀行株が高い、スイスの金融大手UBSがクレディ・スイスを買収と伝わり安心感

■米銀の経営危機については米連邦預金保険公社の主導で収束の期待

 三井住友フィナンシャルグループ(三井住友FG)<8316>(東証プライム)は3月20日、2日続伸基調で始まり、取引開始後は1.6%高の854.3円(13.4円高)まで上げ、このところの続落から出直っている。クレディ・スイス(CS)について、「スイスの金融大手UBSは、経営不安が強まっていた同業クレディ・スイスを30億スイスフラン(32億3000万ドル)で買収すると発表した」(ロンドン/ニューヨーク19日ロイター)などと伝えられ、ひとまず安心感が出ている。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)も高い。みずほフィナンシャルグループ<8411>(東証プライム)も徐々に堅調となってきた。

 また、米銀の経営危機については、「米連邦預金保険公社(FDIC)は、経営破綻したシリコンバレー銀行(SVB)の直近の売却入札で買い手が現れなかったことを受け、事業を分割した上で再度買い手を募る方法を視野に入れている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした」(19日ロイター)と伝えられ、収束に向かう期待が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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