日本板硝子が反発、岸田首相のウクライナ訪問を受け支援、復興需要を連想

■欧州比率が高く建築用ガラスと自動車用ガラスが中心

 日本板硝子<5202>(東証プライム)は3月22日、反発基調で始まり、取引開始後は4%高に迫る621円(21円高)まで上げ、出直りを強めている。岸田首相がウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領との会談で、「今後も日本ならではの形で切れ目なくウクライナを支えていく」などと表明したと伝えられ、復興支援などへの連想が働き、欧州地域の売上高比率の高い銘柄として注目が波及する様子となっている。

 同社の売上げ構成(第3四半期連結累計期間、2022年12月末現在)は、太陽電池パネル用ガラスも含めた「建築用ガラス事業」が49%、「自動車用ガラス事業」が46%。また、「建築用ガラス事業」の中で欧州における売上高は43%、米州は30%に達している。同期間の連結売上高は前年同期比27.8%増加した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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