【株式市場】日経平均は45高、後場は個別物色となり日経平均は小動きの末小反発

◆日経平均は2万7518円31銭(45円68銭高)、TOPIXは1965.44ポイント(4.16ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は低調で8億2049万株

 4月7日(金)後場の東京株式市場は、第一生命HD<8750>(東証プライム)などの保険株やメガバンク株が前場の上げ幅を保って推移し、商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株や鉄鋼株も堅調に推移。一方、自動車株はトヨタ<7203>(東証プライム)などが次第に軟調になるなど明暗が分かれ、不動産株や百貨店株も高安分かれる相場になった。日経平均は前引けより20円ほど値を消して19円高で始まり、今夜のNY株式がイ―スターで休場のため指数連動型の売買が閑散とされ、14時過ぎまで約30円高の2万7500円を出没しながら小動きを続けた。大引けはやや値を上げて前日比小反発となった。

 後場は、ブイ・テクノロジー<7717>(東証プライム)が中盤から一段と上げ、AIチャットボット新サービスに加え証券会社の投資判断など好感。早稲田アカデミー<4718>(東証プライム)も一段高となり首都圏で私立中学受験率が過去最高とされて追い風を期待。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は風力発電所の買収拡大やウガンダ共和国との戦略的提携など注目され前引け間際にストップ高となり後場は大引けまで買い気配。ジャパンエンジンコーポレーション<6016>(東証スタンダード)は引き続き水素エンジン開発への取組など期待され4日連続ストップ高。ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は米NヴィディアのエッジAIスーパーコンピューター対応の新ソリョーション開発など材料視され大引けまで終日買い気配のままストップ高。かっこ<4166>(東証グロース)は引き続き不正注文検知サービスを「カメラのキタムラ」が導入との発表など好感され2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は低調で8億2049万株(前引けは3億9031万株)、売買代金は1兆円9995億円(同9850億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1146(前引けは1234)銘柄、値下がり銘柄数は595(同510)銘柄。

 東証33業種別指数は22業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、銀行、精密機器、保険、空運、機械、鉄鋼、繊維製品、電気機器、証券商品先物、非鉄金属、パルプ紙、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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