【株式市場】日経平均は小反落だが好業績株は高くJPX日経400は続伸し新規上場銘柄も好発進

株式

◆日経平均の終値は2万29円26銭(50円78銭安)、TOPIXは1633.82ポイント(0.56ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億8063万株

チャート14 3日後場の東京株式市場は、内閣改造によって経済政策への期待が急激に強まる様子はないとの見方があり、米空母の朝鮮半島周辺海域への再派遣も不透明要因とされ、好業績株などを選別貝する動きが継続。住友商事<8053>(東1)は13時に大幅増益の第1四半期決算を発表して急伸したが、日経平均は50円安(2万30円前後)の水準をはさんで小動きを続けた。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も軟調だが、1部銘柄から新興市場銘柄まで組み入れるJPX日経400指数は小幅続伸。

 後場は、13時30分に第1四半期決算を発表したトピー工業<7231>(東1)日立キャピタル<8586>(東1)が急伸し、プレミアムウォーターホールディングス<2588>(東2)はテックビューロ株式会社(大阪府)との協業に関する報道が注目されてストップ高。アセンティック<3565>(東マ)は13時過ぎに発表した第2四半期決算が注目されて一気にストップ高。ホリイフードサービス<3077>(JQS)はペッパーフードサービス<3053>(東2)との提携発表を契機に上げて2日連続ストップ高。

 3日、新規上場のシェアリングテクノロジー<3989>(東マ・名セ)は前場、買い気配のまま売買が成立せず、後場の取引開始後の12時53分に公開価格1600円の87%高の2990円で初値がつき、その後3085円まで上げて大引けは2752円となった。

 東証1部の出来高概算は16億8063万株(前引けは8億1668万株)、売買代金は2兆2439億円(同1兆559億円)。1部上場2022銘柄のうち、値上がり銘柄数は986(同619)銘柄、値下がり銘柄数は896(同1252)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、卸売り、パルプ・紙、非鉄金属、電力・ガス、その他金融、倉庫・運輸、鉱業、などとなった。(HC)

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