【株式市場】日経平均は29円高、後場は徐々に上げ幅を縮めるが旅行・インバウンド関連株は活況高

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8593円52銭(29円15銭高)、TOPIXは2037.34ポイント(2.28ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億2685万株

 4月24日(月)後場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)などが次第に値を消して軟化し、半導体関連株の中にも値を消す銘柄が見られた。一方、業績予想の増額や中国便の大幅増便を発表したANAホールディングス<9202>(東証プライム)は一段と強含み、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)も一段と強いなど、インバウンド関連株の一角は引き続き売買活況。任天堂<7974>(東証プライム)も一段ジリ高。日経平均は前引けから20円ほど低い57円高で始まり、小動きのまま大引けにかけて徐々に上げ幅を縮めて小幅高にとどまった。

 後場は、DDホールディングス<3073>(東証プライム)がプライム銘柄の値上がり率1位となり、前場の高値を抜けず売買交錯だが好決算に続いて21日に発表した中期計画を好感。東名<4439>(東証プライム)は寄り後に一段と上げてもみあい第2四半期決算の黒字化など好感。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は中盤から一段高となり好決算を受けた4月中旬の急伸に続き二段上げをうかがう様子。ワシントンホテル<4691>(東証スタンダード)も一段高となりインバウンド需要に期待高揚の見方。東京自働機械製作所<6360>(東証スタンダード)は業績予想の増額が好感され朝の取引開始から大引けまで買い気配のままストップ高。Retty<7356>(東証グロース)は台湾からの訪日客を対象とする飲食店情報の提供開始など材料視され後場寄り後からストップ高。ispace(アイスペース)<9348>(東証グロース)も一段高となり今週26日にも月着陸機が着陸の予定としているため期待高揚。

 東証プライム市場の出来高概算は8億2685万株(前引けは4億1608万株)、売買代金は2兆508億円(同1兆398億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1135(前引けは1303)銘柄、値下がり銘柄数は614(同432)銘柄。

 東証33業種別指数は21業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、陸運、医薬品、その他製品、ゴム製品、精密機器、不動産、建設、石油石炭、繊維製品、情報通信、ガラス土石、輸送用機器、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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