【株式市場】日経平均は256円安で3日続落、後場はトヨタ、NTTなど一部は高い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8222円48銭(256円08銭安)、TOPIXは1986.82ポイント(8.86ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億4677万株

 1月11日(火)後場の東京株式市場は、NTT<9432>(東1)が一段と強含んで堅調に推移し、トヨタ自<7203>(東1)は一転、堅調に始まり大引けまで小高く推移など、主力株の一部に強さがみられた。ただ、4月に実施される東証の新市場区分(プライム市場、スタンダード市場、グロース市場への再編)の上場社数がきょう夕方発表とされ、模様ながめ気分が漂う印象があり、日経平均は前引け水準で始まった後やや弱含みながら大引けまで小動きを続け3日続落となった。

 後場は、住友鉱<5713>(東1)が一段高となり海外のニッケル精練会社の持分拡大や円安など好感され、日本郵政<6178>(東1)は昨年10月の政府保有株の売り出しによる経営の自由度拡大、かんぽ生命への金利上場効果などが言われて続伸幅を拡大。インタートレード<3747>(東2)は私設取引所(PTS)向けソリューション拡大期待などで一段高。キャリア<6198>(東マ)は新型コロナワクチンの大規模接種会場の再設置が買い材料視され大引けまでストップ高買い気配。ソーバル<2186>(JQS)は昨年末発表の四半期決算への評価再燃とされ再騰急反発。

 東証1部の出来高概算は12億4677万株(前引けは6億1146万株)、売買代金は3兆73億円(同1兆5256億円)。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は960(前引けは609)銘柄、値下がり銘柄数は1157(同1461)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、銀行、証券商品先物、空運、非鉄金属、医薬品、電力ガス、その他金融、鉄鋼、パルプ紙、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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