【株式市場】日経平均は112円高、半導体関連株など買われ観光関連株も循環買い続く

◆日経平均は2万8706円04銭(112円52銭高)、TOPIXは2048.76ポイント(11.42ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億8662万株

 4月25日(火)前場の東京株式市場は、国産の先端半導体開発をめざすラピダスに政府が追加補助と伝えられたことなど受けてアドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株が軒並み堅調になり、このところ軟調だった日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株も中国・米国間のコンテナ運賃回復報道などを受けて堅調に推移。澁澤倉庫<9304>(東証プライム)なども堅調で、JR東海<9022>(東証プライム)などや東急不HD<3289>(東証プライム)などは観光需要の回復などを受けてしっかり。日経平均は取引開始後に213円17銭高(2万8806円69銭)まで上げ、前引けも上げ幅100円台を維持し堅調だった。

 東名<4439>(東証プライム)が2日続けて大きく出直り、中間決算発表後に下げたものの今期の大幅増益見通しなど評価し直す様子。売り残が厚く買い戻しへの期待も。ダイセキ環境ソリューション<1712>(東証プライム)は政府の太陽光パネルリサイクル促進姿勢など好感され大きく出直り拡大。ヘリオステクノホールディング<6927>(東証スタンダード)は露光装置用光源ユニットなどの需要に期待などとされ一段高。サイフューズ<4892>(東証グロース)はバイオ3Dプリンターによる神経再生技術に関する発表など好感され大幅に出直り。

 東証プライム市場の出来高概算は4億8662万株、売買代金は1兆1880億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1371銘柄、値下がり銘柄数は383銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が上げ、証券商品先物、その他製品、陸運、倉庫運輸、建設、銀行、卸売り、電気機器、不動産、機械、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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