【株式市場】前場の日経平均は326円安、円の反発を受け様子見姿勢あり高業績株など選別買い

◆日経平均は3万6507円10銭(326円17銭安)、TOPIXは2570.71ポイント(21.79ポイント安)、出来高概算(東証プライム)はSQ売買が加わった割に伸びず10億2716万株

 9月13日(金)前場の東京株式市場は、円相場が再び1ドル141円台の円高になった上、日本製鉄<5401>(東証プライム)の米USスチール買収を巡り「米政府当局も意見割れる」と伝えられるなどで様子見気分が漂い、米国での稼ぎが大きいとされるソニーG<6758>(東証プライム)、任天堂<7974>(東証プライム)、ホンダ<7267>(東証プライム)など朝から軟調小動きとなった。一方で川重<7012>(東証プライム)や三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)は投資判断の引き上げが伝えられて活況高。日経平均は49円高で始まったが午前9時半にかけて下げ幅200円となり、中盤は持ち直したが前引けにかけては331円00銭安(3万6502円27銭)まで下押した。

 鎌倉新書<6184>(東証プライム)が急伸しストップ高となり第2四半期決算の大幅増益など好感。東建コーポ<1766>(東証プライム)は5~7月決算が好調で急伸。アルチザネットワークス<6778>(東証スタンダード)は7月決算減益だが今期の大幅増予想など好感されて急伸。アートネイチャー<7823>(東証プライム)は月次売上高好調で出直り急激。雨風太陽<5616>(東証グロース)はコメ不足に続き野菜の生育不良など材料視とされ再びストップ高。キャンバス<4575>(東証グロース)は米国での特許が材料視され2日連続大幅高。

 東証プライム市場の出来高概算はSQ売買が加わった割に伸びず10億2716万株、売買代金は2兆5229億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は377銘柄、値下がり銘柄数は1206銘柄。

 東証33業種別指数は4業種が値上がりし、海運、鉄鋼、鉱業、機械、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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