【株式市場】日経平均は266円高となり22年8月以来の2万9000円台を回復

◆日経平均は2万9123円18銭(266円74銭高)、TOPIXは2078.06ポイント(20.58ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億2921万株

 5月1日(月)後場の東京株式市場は、前場上げた自動車株や鉄道株などは横ばいに転じたが、代わって三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などの百貨店株やセブン&アイHD<3382>(東証プライム)などが一段ジリ高となり、雪印メグミルク<2270>(東証プライム)など食品株の一角も一段ジリ高。日銀の緩和継続を受け消費回復などへの期待が強い様子。米国ではFOMCを現地2、3日に控えるが、前場軟調だったソニーG<6758>(東証プライム)はジワジワ下げ幅を縮めるなどで大きな手控え要因にはなっていない様子。日経平均は前引けから40円ほど上げて242円高で始まり、中盤に前場の高値を2円ほど上回る298円45銭高(2万9145円89銭)まで上げ、大引けも上げ幅を保ち2取引日続けて年初来の高値を更新。終値としては2022年8月17日以来の2万9000円台に乗った。

 後場は、NEC(日本電気)<6701>(東証プライム)が前場の高値圏の14%高で値を保って推移し好決算や今期見通しが好感されて大幅高。カゴメ<2811>(東証プライム)も四半期決算など好感され一段ジリ高。まんだらけ<2652>(東証スタンダード)は一段ジリ高となり4月28日発表の3月の月次売上高を好感。スリーエフ<7544>(東証スタンダード)は一段高となり約1か月前に発表した3月の売上高が好調だったため期待強まるとされ半月ぶりに高値を更新。Aiming<3911>(東証グロース)は四半期決算が好感されて前場ストップ高となったまま後場は大引けまで買い気配。海帆<3133>(東証グロース)は3月決算の赤字縮小期待など再燃とされ一段と上げ高値を更新。ギックス<9219>(東証グロース)は第3四半期決算や業績予想の増額修正が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億2921万株(前引けは6億5451万株)、売買代金は3兆1184億円(同1兆6864億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1355(前引けは1177)銘柄、値下がり銘柄数は417(同569)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは28業種)が上げ、値上がり率上位は、陸運、空運、機械、化学、精密機器、銀行、卸売り、食料品、電気機器、電力ガス、輸送用機器、倉庫運輸、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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