トヨタ自動車が連日高値、時価総額も拡大し日本株を買う場合一段と外せない銘柄に

トヨタ 7203

■国際EV市場における地位復活への期待も

 トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は6月14日、一段高となり、午前10時過ぎに5%高の2286.0円(112.5円高)まで上げて年初来の高値を連日更新し、2022年8月以来の2200円台に進んでいる。このところ米国の利上げ打ち止め期待やPBR向上期待などで上値を追う相場が続いている中で、13日は「充電10分で1200キロ」(日本経済新聞6月13日付朝刊)走行できる全固体電池EV(電気自動車)を27年に投入と伝えられ、世界的なEV車市場における地位復活への期待も強まった。

 連騰により、PBRは13日現在で1倍を回復した。このため、これまでの買い材料のうち一つは材料性が薄れてきたとの見方が出ているが、一方で時価総額の拡大は続き、13日は5兆8000億円台に達した。東証上場銘柄の中で最大。このため、時価総額型の株価指数であるTOPIXなどに準拠して日本株を買う場合、一段と外せない銘柄になってきたとされている。海外資金の注目は別の角度からさらに強まるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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