図研は発行株数の5%近い規模の自社株買いなど好感され1年半ぶりの4000円台に進む

材料でみる株価

■100万株、40億円を上限に6月20日から24年3月まで実施

 図研<6947>(東証プライム)は6月20日、急伸相場となり、午前10時にかけて14%高の4280円(525円高)まで上げて2週間ぶりに年初来の高値を更新し、2021年11月以来の4000円台に進んでいる。19日の15時に発行済株式総数(自己株式を除く)の4.73%規模の100万株を上限とする自己株式取得(自社株買い)を発表し、好感されている。業績は2021年3月期を底に増収増益基調のため、買い安心感もあるようだ。

 19日に発表した自社株買いは、取得総数110万株(上限)、取得総額40億円(上限)、取得期間は2023年6月20日から24年3月29日まで。上限株数が発行済株式総数の5%に迫る規模は、日々発表される自社株買いの中でも大規模な部類に入る。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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