【株式市場】日経平均は186円高、後場一段と上げ2日続伸、新規上場2銘柄も快調

◆日経平均は3万3575円14銭(186円23銭高)、TOPIXは2295.01ポイント(11.16ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億860万株

 6月21日(水)後場の東京株式市場は、鉄鋼、海運株が一段ジリ高となったほか、日本航空<9201>(東証プライム)やJR東海<9022>(東証プライム)などが一段と強含み、夕方発表の訪日外国人客数への期待や東南アジアの一部の国で航空チケット補助などの観光振興策と伝えられたことなどが材料視され、三菱地所<8802>(東証プライム)などの不動産株も出直りを拡大。みずほFG<8411>(東証プライム)などの大手銀も一段と強含んだ。日経平均は13時頃から一段と上げ、268円96銭高(3万3657円87銭)まで上げた後も堅調で2日続伸となった。東証グロース市場指数は22年4月の算出開始以来の高値を連日更新した。

 後場は、ダイコク電機<6430>(東証プライム)が一段と上げて高値を更新し、大株主・円谷フィールズホールディングス)<2767>(東証プライム)のパチンコ新機種投入など材料視。フリュー<6238>(東証プライム)は月次売上高など好感され前場の上げ幅を保って活況高。赤阪鐵工所<6022>(東証スタンダード)はPBR割安や水素エンジン関連の期待が言われ一段高。上場6日目のGLOBEE<5575>(東証グロース)は連日ストップ高で高値を連日更新。アララ<4015>(東証グロース)は業績予想の大幅増額など好感され大引けまで終日買い気配のままストップ高。

 21日は2銘柄が新規上場となり、オービーシステム<5576>(東証スタンダード)は、午前11時20分過ぎに3010円(公開価格1710円の76%高)で売買が成立し初値をつけ、後場寄り後にストップ高の3710円(同2.2倍)まで上げ、大引けもストップ高となった。

 シーユーシー<9158>(東証グロース)は前場買い気配のまま初値がつかず、後場、14時過ぎに4430円(公開価格1920円の2.3倍)で初値をつけ、5130円(同2.7倍)まで上げて大引けは4600円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は13億860万株(前引けは6億2345万株)、売買代金は3兆8945億円(同1兆9028億円)。プライム上場1833銘柄のうち、値上がり銘柄数は1119(前引けは1356)銘柄、値下がり銘柄数は648(同419)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、保険、鉄鋼、水産農林、建設、陸運、不動産、その他金融、ゴム製品、銀行、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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