28日上場のノイルイミューン・バイオテックは公開価格740円をはさんで売買活発、初値は695円

株式市場 IPO 鐘

■「自社創薬」と「共同パイプライン」が各々武田薬品と中外製薬に

 6月28日新規上場となったノイルイミューン・バイオテック<4893>(東証グロース)は、午前8時10分過ぎに695円(公開価格は740円)で初値をつけ、その後747円まで上げて午前10時現在も公開価格をはさんで売買活発となっている。

 がん治療とがん免疫療法の現状と課題を熟知した医師達が「がんという病を根絶させたい」などの想いより、2015年4月に創業。事業セグメントは、CAR-T細胞療法等を主軸にがんの治療法創出の研究・開発を行う「がん免疫療法創薬事業」の単一セグメントだが、開発主導の違いから、「自社創薬」及び「共同パイプライン」の2つの事業モデルを有している。

 「自社創薬」のパイプライン『NIB102』及び『NIB103』については、2018年に武田薬品工業<4502>(東証プライム)にライセンスアウトしており、それぞれ20年7月、21年12月より第Ⅰ相臨床試験を開始している。『NIB101』は22年1月に第Ⅰ相臨床試験を開始している。「共同パイプライン」については、19年8月にAdaptimmune Therapeutics plcと、19年11月にAutolus Therapeutics plc及び22年8月に中外製薬<4519>(東証プライム)とライセンス契約を締結し、各社が研究開発を実施している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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