【株式市場】日経平均は515円高、2週間前につけたバブル相場後の高値に迫る

◆日経平均は3万3704円73銭(515円69銭高)、TOPIXは2317.67ポイント(29.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億5050万株

 7月3日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNY株全面高に加え、3日朝発表の日銀短観が7四半期ぶりに改善と伝えられたことなどが好感され、ソニーG<6758>(東証プライム)や自動車、大手商社などの米国景気関連株が軒並み高となったほか、雪印メグミルク<2270>(東証プライム)や花王<4452>(東証プライム)、三菱地所<8802>(東証プライム)なども活況高となった。日経平均は328円高で始まり、午前10時頃から上げ幅が500円を超え始め、11時前には549円26銭高(3万3738円30銭)まで上げ、バブル相場崩壊後の取引時間中の高値3万3772円89銭(2023年6月19日、1990年3月以来の高値)に迫った。前引けも上げ幅500円台を保った。

 ダイセキ環境ソリューション<1712>(東証プライム)が買い気配の後ストップ高で始まり第2四半期決算と業績予想の増額修正など好感。ミクニ<7247>(東証プライム)は冷却水制御装置などEV車向け事業の拡大に注目と高値更新。ピックルスホールディング<2935>(東証プライム)は第1四半期決算好調で1か月ぶりに高値を更新。丸千代山岡家<3399>(東証スタンダード)は第1四半期の黒字化や新業態展開への期待などで高値更新。上場5日めのクオリプス<4894>(東証グロース)はもみ合いを抜け出すように一段高となりストップ高、高値更新。

 東証プライム市場の出来高概算は7億5050万株、売買代金は1兆8119億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1562銘柄、値下がり銘柄数は222銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値上がりし、機械、海運、電気機器、化学、卸売り、繊維製品、金属製品、倉庫運輸、精密機器、石油石炭、非鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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