【株式市場】日経平均は413円安、中国景気懸念など言われ後場一段と下押し反落

◆日経平均は3万2059円91銭(413円74銭安)、TOPIXは2280.89ポイント(22.62ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億5700万株

 8月14日(月)後場の東京株式市場は、安川電機<6506>(東証プライム)が一段軟調に始まり産ロボ、機械株が重く、中国景気への慎重論などが要因とされ、自動車、大手商社株にも一段軟化する銘柄がみられた。一方、日経平均採用ではないが、10日に四半期決算を発表した鴻池運輸<9025>(東証プライム)は一段ジリ高となり、業績予想の増額修正を発表した白洋舎<9731>(東証スタンダード)は一段と強い値動きとなった。日経平均は13時にかけて一段下押し、弱もみ合いの後14時半頃に442円11銭安(3万2031円54銭)まで一段安。大引けも下げ幅400円台のまま前日比で反落となった。

 後場は、コプロ・ホールディングス<7059>(東証プライム)が四半期決算と9月末の株式2分割が好感されて一段と強含み、河西工業<7256>(東証プライム)は黒字転換など好感され朝から大引けまで終日買い気配のままストップ高。ダイコク電機<6430>(東証プライム)は10日の四半期決算発表を受けて急伸し、前週末にかけて同業他社の決算を受けて軟化していた分を奪回し高値更新。INFORICH<9338>(東証グロース)も四半期決算発表を受けて朝から大引けまで終日買い気配のままストップ高。同じくHENNGE<4475>(東証グロース)は大引けまで断続的にストップ高で売買が成立しながら推移。

 東証プライム市場の出来高概算は15億5700万株(前引けは8億3854万株)、売買代金は3兆6669億円(同1兆9802億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は621(前引けは726)銘柄、値下がり銘柄数は1167(同1060)銘柄。

 東証33業種別指数は4業種(前引けは6業種)の値上がりにとどまり、値上がりした業種はガラス土石、パルプ紙、小売り、サービスだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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