【株式市場】NY株や上海株の続落に逆行高となり新規上場2銘柄も好発進

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは1万8309円43銭(143円74銭高)、TOPIXは1481.24ポイント(3.13ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億9880万株

チャート4 2日前場の東京株式市場は、NY株の急落469ドル安を受けて朝方は売り先行となったが、昨夜の海外市場で見られた円高が東京市場では反落模様のため、日経平均は朝方の308円39銭安(1万7857円30銭)を下値に大きく切り返し、10時30分にかけて219円47銭高(1万8385円16銭)まで上げて堅調相場となった。上海市場は4%前後の続落で始まったが、前引けは143円74銭高(1万8309円43銭)。ただ、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は安い。

 武田薬品工業<4502>(東1)などの薬品株が高いほか、日本毛織<3201>(東1)が3%高など、ディフェンシブ性のある銘柄が強く、NIPPO<1881>(東1)などの内需株にも高い銘柄が見られた。オプティム<3694>(東マ)は東証1部昇格に向けた準備の株式売り出しなどが好感されて急伸し、セプテーニ・ホールディングス<4293>(JQS)は三菱UFJモルガン・スタンレー証券による目標株価の引き上げが言われて急伸。

本日新規上場となったベステラ<1433>(東マ・売買単位100株)はプラント解体工事を計画から施工まで一気通貫で手がけ、公開価格は2500円。9時50分に公開価格を25%上回る3125円で初値が付き、高値は3825円、前引けは3740円。

 同じくSTUDIOUS(ステュディオス)<3415>(東マ・売買単位100株)はブランド品のセレクトショップなどを展開し、公開価格は2870円。9時36分に公開価格を20%上回る3440円で初値が付き、高値は3605円、前引けは3265円。

 東証1部の出来高概算は14億9880万株、売買代金は1兆4376億円。1部上場1895柄のうち、値上がり銘柄数は619銘柄、値下がり銘柄数は1177銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  2. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
  3. ■イネの生育を最大4倍に  シャープ<6753>(東証プライム)は3月21日、プラズマクラスター技…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る