【株式市場】日経平均は285円高、後場は出来高を増して一段と上げ4日続伸

◆日経平均は3万2619円34銭(285円88銭高)、TOPIXは2332.00ポイント(18.62ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増えて16億6428万株

 8月31日(木)後場の東京株式市場は、米金利先物が値上がり(利回り低下)しているとされて買い安心感が広がり、東京エレク<8035>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)が中盤にかけて一段と上げるなど半導体関連株、自動車株が出直りを拡大。三菱商事<8058>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)なども一段ジリ高となり、味の素<2802>(東証プライム)など食品株の一角も一段高。日経平均は次第高から一段高となり、14時にかけて359円30銭高(3万2692円76銭)まで上げ、大引けも上げ幅300円近くを保ち4日続伸となった。

 後場は、「そごう・西武」問題のセブン&アイ・HD<3382>(東証プライム)が14時にかけて一段と強含み、ダイコク電機<6430>(東証プライム)は遊技機用カードユニットの他業種向け横展開に期待とされ据え置いた通期業績予想の上振れ期待などでストップ高を継続。新東<5380>(東証スタンダード)はPBR0.3倍とあって対策発表への期待あり防災瓦への需要期待も言われ急伸。神栄<3004>(東証スタンダード)は温度管理ロガーの納入先拡大など言われ一段と上げて高値更新。テクノロジーズ<5248>(東証グロース)は7月中間決算の発表に期待高揚とされ一段と出直り拡大。ブライトパス・バイオ<4594>(東証グロース)は千葉大学で6月に開始した頭頸部がんを対象とする『iPS-NKT』の臨床第1相医師主導治験が順調との見方で前場の上げ幅を保って推移。上場2日目のインバウンドプラットフォーム<5587>(東証グロース)は後場一段と強含み初日後場の息切れを奪回。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増えて16億6428万株(前引けは5億3793万株)、売買代金は4兆2191億円(同1兆3388億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1244(前引けは1272)銘柄、値下がり銘柄数は513(同471)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、輸送用機器、サービス、陸運、空運、卸売り、その他製品、化学、不動産、鉄鋼、医薬品、小売り、その他金融、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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