【株式市場】前場の日経平均は120円安、金利高を警戒するが中国景気敏感株は高い

◆日経平均は3万3122円21銭(120円38銭安)、TOPIXは2414.36ポイント(15.94ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増勢となり8億1246万株

 9月20日(水)前場の東京株式市場は、中国景気関連株とされる安川電機<6506>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)が次第高となり、中国の王毅氏と米大統領補佐官のマルタ島会談、韓正国家副主席の訪米を受け、米中関係の好転に期待が出てきたとされ、村田製<6981>(東証プライム)なども高い。商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株も中盤にかけて一段高となった。一方、鉄鋼株や自動車株は朝方に続伸の後は売買交錯。日経平均は18円高で始まった後軟化し、午前11時前に一時24円55銭高(3万3267円14銭)まで上げたが、前引けは債券利回り上昇などを受けて再び軟化した。

 日本ケミコン<6997>(東証プライム)が米国子会社の訴訟和解と証券会社による投資判断を受けて値上がり率1位。ホットランド<3196>(東証プライム)は業績予想の増額と増配が好感され急伸。ジェイテックコーポレーション<3446>(東証プライム)は欧州からの大口受注が好感され活況高。クオンタムソリューションズ<2338>(東証スタンダード)は生成AIによる監視・侵入検知システムの取り扱い開始など材料視され一段高。タスキ<2987>(東証グロース)は業績予想の増額など好感され急伸。NANO MRNA<4571>(東証グロース)は創業者の片岡一則氏が「ナノマシン」開発でノーベル化学賞の有力候補と伝えられて注目集中ストップ高。

 新規上場となったインテグラル<5842>(東証グロース)は、午前9時の取引開始とほぼ同時に2400円(公開価格も2400円)で売買が成立して初値がつき、その後は2420円から2244円の間で売買され、前引けは2335円。

 東証プライム市場の出来高概算は8億1246万株、売買代金は1兆9894億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は311銘柄、値下がり銘柄数は1475銘柄。

 東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、海運、陸運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る