ヤマトインターナショナルは後場も高値を更新したまま推移、8月決算予想の増額・増配を好感

■春夏物のプロパー販売好調でセール期も値引き少なく

 ヤマトインターナショナル<8127>(東証スタンダード)は9月25日、飛び出すように大きく出直り、前場11%高の321円(32円高)まで上げて約2ヵ月半ぶりに年初来の高値を更新し、後場も9%高の315円前後で売買されながら強い相場となっている。「BOLT」と大書きしたカジュアルサーフブランドや「クロコダイル」、オンラインショップをベースに展開する「CITERA(シテラ)」などのアパレル大手で、前取引日(22日)に2023年8月期の各利益予想の増額修正と増配を発表し、好感されている。8月期末配当は従来予想の2倍の1株12円の予定(前期比でも倍増)とした。

 23年8月期の連結業績見通しは、「売上予想を若干下げたものの、上期終盤の2月以降は春夏物のプロパー販売が好調に推移」したほか、「セール期における値引き率の抑制等により」各利益とも予想を上回る見込みとなり、営業利益を従来予想比20.0%増の3億円の見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は同55.6%増の5.6億円の見込みに各々引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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