地盤ネットHDはジリジリ出直る、第2四半期決算の発表を11月13日に予定し期待感

■ASEAN首脳会議(東京)を控え東南アジア子会社に追い風の思惑も

 地盤ネットHD(地盤ネットホールディングス)<6072>(東証グロース)は11月7日の後場、一段と強含んで4%高の113円(4円高)で始まり、上場来の安値圏から出直りを強めている。第2四半期決算の発表を11月13日に予定し、期待感が出てきたとみられているほか、子会社JIBANNET ASIA CO.,LTD(ベトナム)が東南アジア諸国向けに地域協力事業を行っているため、岸田首相が3日から5日に東南アジアを訪問したことや、東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議が12月に東京で開かれる予定であることなどを期待材料視する動きもあるようだ。

 8月に発表した第1四半期決算(2023年4~6月)は各利益とも小幅赤字だったが、3月通期の連結業績予想は営業利益を前期比19.7%増、親会社株主に帰属する当期純利益を同22.8%増などとし全体に据え置いた。BIM Solution事業をグループの新たな柱とすべく育成しており、第1四半期は円安と先行投資によりセグメント損失となったが、中期的な期待要因のひとつと位置づけられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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