【株式市場】前場の日経平均は22円安、朝方に33年ぶり高値をつけ一部に達成感の見方も

◆日経平均は3万3562円41銭(22円79銭安)、TOPIXは2383.67ポイント(7.38ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億6152万株

 11月20日(月)前場の東京株式市場は、第2四半期決算が好調で自社株買いも発表した三井住友FG<8316>(東証プライム)や東京海上HD<8766>(東証プライム)が値上がりし、大手銀行株や損保株が堅調に推移した一方、半導体関連株は取引開始後に上げたものの中盤から軟化する銘柄が目立ち、自動車株は円高もあり総じて軟調に推移。子会社の株式の一部売却を発表したパナソニックHD<6752>(東証プライム)は活況高。原油の反発を映しINPEX<1605>(東証プライム)などもしっかり。日経平均は取引開始後に268円26銭高(3万3853円46銭)まで上げ手年初来の高値を更新し、1990年3月以来の高値に進んだが、その後急速に値を消して午前10時半にかけては64.4円安(3万3520円80銭)まで軟化した。前引けも軟調だった。

 テラスカイ<3915>(東証プライム)が出直りを強め、過去最多の新卒採用などの先行投資の効果に期待。ヨシックスホールディングス<3221>(東証プライム)は調整一巡感が出て好決算を買い直すとされ再び一段高。カワセコンピュータサプライ<7851>(東証スタンダード)はPBR向上策など何か飛び出す期待が言われ再び急伸。ベースフード<2936>(東証グロース)は自主回収に関する費用などの開示が好感され急反発のストップ高。グリッド<5582>(東証グロース)はAIソリューションの提供先の四国電力が年間十億円を超える収益との発表に注目集まり急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は6億6152万株、売買代金は1兆8011億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は670銘柄、値下がり銘柄数は934銘柄。

 東証33業種別指数は8業種が値上がりし、保険、機械、鉱業、銀行、証券商品先物、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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