【株式市場】前場の日経平均は145円安、年初来高値の目前でダレ模様に転じ中盤から軟化

◆日経平均は3万3479円71銭(145円82銭安)、TOPIXは2381.63ポイント(9.31ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億2730万株

 11月27日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNYダウ2日続伸、為替は円安と外部要因は悪くなかったが、半導体関連株や電子部品株が総じて上値の重い動きとなり、自動車株や大手商社株などは軟調に推移。一方、海運株は川崎汽船<9107>(東証プライム)の大規模な株式消却や国際運賃市況高などで高く、みずほFG<8411>(東証プライム)などの大手銀は日銀の債券オペを受けて中盤から一段強調。日経平均は取引開始後に185円88銭高(3万3811円41銭)まで上げたが、取引時間中の年初来高値3万3853円46銭、11月20日)目前でダレ模様に転じ、中盤から軟化して前引け間際には155円58銭安(3万3469円95銭)まで下押して前引けとなった。

 しまむら<8227>(東証プライム)が月次好調を映して活況高。半導体株の中ではAI向けDRAMには特需との報道を受け、SCREENホールディングス<7735>(東証プライム)やコクサイエレクトリック<6525>などがしっかり。ネットプロテクションズホールディングス<7383>(東証プライム)は一部サービス終了など材料視され急激に出直り、ANAP<3189>(東証スタンダード)は子会社清算など材料視とされストップ高。地盤ネットホールディングス<6072>(東証グロース)は自社技術の自治体への採用が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億2730万株、売買代金は1兆6260億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は589銘柄、値下がり銘柄数は1001銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、海運、鉄鋼、その他金融、銀行、金属製品、水産農林、ゴム製品、倉庫運輸、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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