【株式市場】日経平均は375円安、翌日に米・日・英の金融当局の発表があり様子見

◆日経平均は2万7313円13銭(375円29銭安)、TOPIXは1920.80ポイント(26.47ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億6875万株

 9月21日(水)後場の東京株式市場は、日立製<6501>(東証プライム)や資生堂<4911>(東証プライム)が本日の安値で引けるなど、主力株の中に下げる銘柄がみられ、前場上げたメガバンク株も後場は軟調に推移。22日の未明・昼頃・夕方に各々、米・日・英の金融政策当局の発表があるため為替などへの影響が読みづらい模様だった。一方、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株は反発幅を広げ、地銀株は引き続き南都銀行<8367>(東証プライム)の業績予想の増額など好感され続伸。日経平均は359円安で始まり、大引けまで小動きのまま前日比で比較的大きな反落となった。

 後場は、ネクシィーズグループ<4346>(東証プライム)が一段高となり、合弁会社の楽天グループ<4755>(東証プライム)との協業など材料視。アピリッツ<4174>(東証スタンダード)は一段高となり、20日に続き櫻坂46・日向坂46応援「公式」音楽アプリの運営移管・開始など材料視。パレモ・ホールディングス<2778>(東証スタンダード)は収益予想の大幅増額など好感され13時頃に一時値を消したが怒涛の切り返しでほぼ高値引け。
インバウンドテック<7031>(東証グロース)は10月中旬の株式3分割など好感されストップ高。マイクロ波化学<9227>(東証グロース)は複数の大手化学との共同研究など注目要因とされ一段ジリ高。キャンバス<4575>(東証グロース)は抗がん剤候補の臨床試験に関する開示が好感されストップ高買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は10億6875万株(前引けは5億597万株)、売買代金は2兆4719億円(同1兆1334億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は288(前引けは178)銘柄、値下がり銘柄数は1491(同1612)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けも4業種)の値上がりにとどまり、海運、保険、石油石炭、鉄鋼、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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