【株式市場】米金融政策などに期待ありTOPIXは安いが新規上場株は買い気配

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万8026円48銭(60円70銭高)、TOPIXは1462.24ポイント(0.17ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億68万株

チャート4 15日後場は、米国時間の16、17日に開かれる米国の金融政策決定会合(FOMC)を前に様子見ムードが漂い、米国景気の影響が大きいとされるソニー<6758>(東1)富士重工業<7270>(東1)は軟調。「iPhone」新機種出材料性のある村田製作所<6981>(東1)も伸び切れなかった。一方で、14日に発表した四半期決算が好調だった神戸物産<3038>(東1)が急伸し、伊藤ハム<2284>(東1)との経営統合が伝えられた米久<2290>(東1)が急伸。イワキ<8095>(東1)沢井製薬<4555>(東1)などの設備増強報道などが連想買いにつながったとされて出直りを強め、メディア工房<3815>(東マ)はこの秋冬に公開予定の新ゲーム4作品のティザーサイト(断片的な視聴サイト)公開などが材料視されて急伸。コスモ・バイオ<3386>(JQS)はバイオベンチャーへの出資などが好感されて出直りを強めた。

 本日上場となったアイビーシー<3920>(東マ・売買単位100株)はネットワークシステムの性能監視ソフト「System Answer」などが主力製品で、公開価格は2920円。前後場とも買い気配のまま売買が成立せず、大引けは気配値の本日上限に達し、公開価格の2.3倍の6720円の買い気配だった。

 東証1部の出来高概算は20億8033万株(前引けは10億68万株)、売買代金は2兆3026億円(同1兆479億円)。1部上場1897柄のうち、値上がり銘柄数は924(同1455)銘柄、値下がり銘柄数は850(同362)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(同29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、食料品、ゴム製品、輸送用機器、小売り、陸運、パルプ・紙、保険、などとなっている。

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