海運株が軒なみ高い、「海上コンテナ輸送13%増」や紅海での緊張を材料視

■川崎汽船は6%高、商船三井は5%高

 12月8日は海運株が軒なみ出直りを強めて始まり、川崎汽船<9107>(東証プライム)は取引開始後に6%高の5470円(332円高)まで上げ、商船三井<9104>(東証プライム)は5%高の4400円(204円高)などと値戻しが目立っている。

 このところ、為替の急激な円高が逆風とされて調整含みの相場だったが、「海上コンテナ輸送13%増、11月アジア発米向け、消費財が回復」(日本経済新聞12月16日付朝刊)と太平洋航路の好転が伝えられた上、中東の紅海洋上でも無人機による船舶攻撃が活発化と伝えられ、航路の「遠回り」による需要拡大なども意識されてきたとみられている。

 17日は「紅海で活動中の米軍、イエメンからの無人機14機を撃墜…フーシが商船への攻撃繰り返す」(読売新聞オンライン12月17日)と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る