海運株が一段高、紅海での運行リスク拡大を受け川崎汽船は連日上場来の高値、日本郵船も上場来の高値に進む

■通航回避、迂回が広がり運賃上昇など連想

 川崎汽船<9107>(東証プライム)は12月22日、一段高となり、午前9時半にかけては5%高の6636円(288円高)まで上げて6日続伸基調となり、3日続けて実質的な上場来高値を更新している。引き続き、中東・紅海で船舶拿捕などの運行リスク拡大を受けた通航回避、迂回の動きが買い材料視されており、船腹の需要ひっぱく、運賃上昇などへの連想が強まっている。

 海運株はほとんど全面高となっている。22日は、日本郵船<9101>(東証プライム)も約3か月ぶりに直近高値を更新し、ついに実質的な上場来の高値を更新した。また、商船三井<9104>(東証プライム)もほぼ3か月ぶりに直近高値を更新して2008年以来の高値に進んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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