【株式市場】大阪、東京でのコロナ拡大など受け庫熱物色となり日経平均は一時214円安のあともさえない

株式

◆日経平均は2万9620円11銭(110円68銭安)、TOPIXは1951.62ポイント(15.81ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億3888万株

 4月8日(木)前場の東京株式市場は、大阪府の「医療非常事態宣言」に続き、東京都は「蔓延防止等重点措置」を要請の方針とされたことなどで個別物色となった。カネカ<4118>(東1)が証券会社の投資判断引き上げ、業績拡大予想などで活況高、メニコン<7780>(東1)は米社との提携が好感されて活況高。一方、日経平均は10時前に214円37銭安(2万9516円42銭)まで下押し、徐々に持ち直したが前引けも軟調だった。

 川崎汽船<9107>(東1)などの海運株が証券会社の投資判断引き上げなどを受けて続伸基調。黒田精工<7726>(東2)は直動部品など好調で業績上振れ含みとされて戻り高値。オンデック<7360>(東マ)、アクアージア<4936>(東マ)は今年1、2月上場後冴えなかったが再評価の動きとされ出直り拡大。テーオーHD<9812>(JQS)は2月締めの第3四半期決算に期待強まる様子で急伸。買収を巡り昨日ストップ高の東芝<6502>(東1)は一段高で始まったが伸びきれない。

 新規上場のアイスコ<7698>(JQS)は、10時22分に公開価格2000円を45%(900円)上回る2900円で初値をつけ、その後2970円まで上げ、前引けは2713円。

 東証1部の出来高概算は5億3888万株、売買代金は1兆1602億円。1部上場2047銘柄のうち、値上がり銘柄数は247銘柄、値下がり銘柄数は1914銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、海運、精密機器、その他製品、機械、その他金融、が高い。(HC)

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