【株式市場】前場の日経平均は668円高、物色範囲広がり34年ぶりに3万5000円台を回復

◆日経平均は3万5110円52銭(668円80銭高)、TOPIXは2488.65ポイント(44.17ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し9億7762万株

 1月11日(木)前場の東京株式市場は、米エヌビディアの3日連続一時最高値と円安再燃などを受け、東京エレク<8035>(東証プライム)が次第高となって高値を更新など、半導体関連株が引き続き強い値動きを継続。このところ上値の重かった自動車株もトヨタ<7203>(東証プライム)の4%高など軒並み戻り高値に進み、山崎パン<2212>(東証プライム)、ソニーG<6758>(東証プライム)、三井不<8801>(東証プライム)、野村HD<8604>(東証プライム)も高値更新など、幅広い業種に買いが広がる様子となった。日経平均は一段高で始まり、朝寄り後に1990年2月以来の3万5000円(558円高)を回復、ひと息入れて次第高となり、午前11時過ぎに698円91銭高(3万5140円63銭)まで上げ、大幅に続伸した。

 技研製作所<6289>(東証プライム)が急伸して大きく出直り第1四半期決算の利益進ちょく率など好感。アネスト岩田<6381>(東証プライム)は発行株数の3.7%規模の自社株買いが好感され急伸。テモナ<3985>(東証プライム)は黒字化期待やサービス導入先拡大などあるようだが早耳筋暗躍の見方も。クラウディアホールディングス<3607>(東証スタンダード)は第1四半期の大幅増益など好感されストップ高。ジィ・シィ企画<4073>(東証グロース)は政治パーティーのキャッシュレス化関連で自民党の部会が初会合と伝えられ思惑買いに急伸。プログリット<9560>(東証グロース)は第1四半期決算が好感され気配値のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し9億7762万株、売買代金は2兆6180億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は1137銘柄、値下がり銘柄数は480銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種値上がりし、輸送用機器、卸売り、証券商品先物、保険、機械、石油石炭、銀行、電気機器、電力ガス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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