【株式市場】前場の日経平均は373円高、半導体株など朝高後ダレ模様だが好決算株が牽引し連日高値を更新

◆日経平均は3万5422円95銭(373円09銭高)、TOPIXは2487.41ポイント(4.54ポイント高)、出来高概算(東証プライム)はSQ算出分が加わり9億5801万株

 1月12日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの一時最高値や米半導体・AI関連株の連日活況高などが好感された中、ソニーG<6758>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)などは一段高で始まったあと次第に値を消す展開となった。一方、四半期決算の好調だったファーストリテ<9983>(東証プライム)などは急伸商状となり、任天堂<7974>(東証プライム)も一段高。中東のフーシ派を米英が空爆と伝えられて日本郵船<9101>(東証プライム)などが再び活況高となり、INPEX<1605>(東証プライム)などの資源株も活況高となった。日経平均は朝寄り直後に789円79銭高(3万5839円65銭)まで上げ、1990年2月以来の高値を連日更新。先物・オプションのSQ算出にともなう買いが増幅させた可能性があり、その後は値を消したが前引けも上げ幅370円で5日続伸基調となった。

 三光合成<7888>(東証プライム)が第2四半期決算と業績予想の増額修正など好感されてストップ高。PR TIMES<3922>(東証プライム)は第3四半期決算など好感されて急伸し、日本コンクリート工業<5269>(東証プライム)、オンワードホールディングス<8016>(東証プライム)は業績予想の増額修正が好感されて活況高。アルファ<4760>(東証スタンダード)は第1四半期決算など好感されストップ高。Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は勝訴で180億円規模の賠償金収入の見込みとなり出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算はSQ算出分が加わり9億5801万株、売買代金は2兆7560億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は417銘柄、値下がり銘柄数は1209銘柄。

 東証33業種別指数は14業種が値上がりし、その他製品、鉱業、精密機器、海運、卸売り、サービス、小売り、食料品、陸運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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