【株式市場】前場の日経平均は561円高、米半導体株高や円安など受け再び3万6000円台に乗る

◆日経平均は3万6027円41銭(561円24銭高)、TOPIXは2513.95ポイント(21.86ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億8985万株

 1月19日(金)前場の東京株式市場は、NY市場での半導体・AI株高とダウ大幅反発、為替の円安、1月第2週の外国人の大幅買い越しなどを受け、半導体関連株や自動車株を中心に主力株が一斉高となり、東エレク<8035>(東証プライム)やアドバンテ<6857>(東証プライム)が実質最高値に進み、トヨタ<7203>(東証プライム)は3日連続最高値を更新した。中で、昨日最高値のブリヂストン<5108>(東証プライム)は小反落など上げ一服の銘柄もあったが、日経平均は447円高で始まり、午前9時半過ぎに610円06銭高(3万6076円23銭)まで上げた後も前引けまで3万6000円台でもみあい、1990年2月以来、約34年ぶりの高値圏で推移した。

 東京精密<7729>(東証プライム)は2000年以降の高値に進み半導体製造装置向けの拡大などに期待強まり、泉州電業<9824>(東証プライム)は証券会社の投資判断引き上げや能登地震の復興需要への期待で急伸。アルファ<4760>(東証スタンダード)は業績予想の増額を受けた上げ相場に躍動感が伴ってきたとされ一段高のストップ高。アセンテック<3565>(東証スタンダード)は増配が好感され一時ストップ高。モンスターラボホールディングス<5255>(東証グロース)は総合コンサルティング企業との提携に期待強まり急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は7億8985万株、売買代金は2兆4833億円。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は1083銘柄、値下がり銘柄数は506銘柄。

 東証33業種別指数は27業種値上がりし、精密機器、金属製品、電気機器、機械、その他製品、不動産、非鉄金属、建設、化学、卸売り、石油石炭、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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