【株式市場】日経平均は678円高、後場一段と上げ1990年2月以来34年ぶりの高値に進む、TOPIXも高値

◆日経平均は3万4441円72銭(678円54銭高)、TOPIXは2444.48ポイント(31.39ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億6222万株

 1月10日(水)後場の東京株式市場は、前場上げた半導体関連株が総じて高値もみあいに転じた一方、京セラ<6971>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)は一段ジリ高となり、トヨタ<7203>(東証プライム)、ホンダ<7267>(東証プライム)も一段と強含んだ。日経平均の前場33年ぶり高値を受け、日経平均連動型の買いが構成銘柄に循環した面もある様子。また、大引け後に決算発表を控えるキユーピー<2809>(東証プライム)、3月に株式5分割を予定するキッコマン<2801>(東証プライム)なども一段と上げた。日経平均は前引けから20円ほど低い603円高で始まったが、ほどなく一段高傾向に転じ、大引け間際には775円84銭高(3万4539円02銭)まで上げ、1990年2月28日以来、およそ34年ぶりの高値に進んだ。TOPIXは90年3月以来の高値を更新した。

 小松マテーレ<3580>(東証プライム)は朝方に急伸したまま伸びきれなかったが石川県本社で能登地震の復興関連の見方で急伸。さくらインターネット<3778>(東証プライム)はチャットAIの普及につれ今年はサーバー需要の拡大本番とされ一段高。東エレデバイス<2760>(東証プライム)は世界の半導体需給が春から回復の見方などで活況高。フュートレック<2468>(東証スタンダード)は「音のAI検査」開始などで前場ストップ高のまま後場は買い気配。阿波製紙<3896>(東証スタンダード)は避難所の段ボールベッドや間仕切りの需要など言われて2日連続ストップ高。さくらさくプラス<7097>(東証グロース)は前場に続き発行株数の6%近い自社株買いが好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は15億6222万株(前引けは7億3559万株)、売買代金は4兆665億円(同1兆9549億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は1051(前引けは1251)銘柄、値下がり銘柄数は537(同354)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは海運、鉱業を除く31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、その他製品、医薬品、電気機器、輸送用機器、卸売り、不動産、ゴム製品、機械、食料品、情報通信、、陸運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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