【株式市場】日経平均は485円安となり大幅反落、後場一段と下げ大規模金融緩和の修正時期を巡り様子見

◆日経平均は3万5751円07銭(485円40銭安)、TOPIXは2497.65ポイント(34.27ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億8316万株

 1月26日(金)後場の東京株式市場は、半導体関連株が前場に続いて反落模様で推移し、自動車株や大手商社株なども軟調で、大規模な金融緩和の修正時期を巡って手控え感の強い相場が続いた。中で、松竹<9601>(東証プライム)はTBSホールディングス<9401>(東証プライム)との資本業務提携を材料に一段と水準を上げ、小糸製<7276>(東証プライム)は投資判断の引き上げを受けて一段ジリ高など、個別物色の展開となった。日経平均は423円安で始まり、程なく前場の安値を割り込んでジリ安を続け、14時に548円89銭安(3万5687円58銭)まで下押し、大引けも重いまま大幅反落となった。

 後場は、トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)が一段と上げて出直りを強め、物価高はリユース衣料品などに追い風の見方。ギグワークス<2375>(東証スタンダード)は今期の業績黒字化期待などで一段と上げ、東京會舘<9701>(東証スタンダード)は14時半の四半期決算発表を受けて高下しながら一段高。サンバイオ<4592>(東証グロース)は慢性期外傷性脳損傷プログラムについて引き続き3月までの承認取得を目指すとの経過発表が材料視され一段と出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は15億8316万株(前引けは8億3159万株)、売買代金は4兆5019億円(同2兆4385億円)。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は321(前引けは561)銘柄、値下がり銘柄数は1294(同1039)銘柄。

 東証33業種別指数はゴム製品1業種(前引けは鉱業、繊維製品、ゴム製品の3業種)の値上がりにとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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