【株式市場】日経平均は66円安、米中堅地銀の連日大幅安など響くが銀行株は高くTOPIXは小高い

◆日経平均は2万8349円95銭(66円52銭安)、TOPIXは2024.91ポイント(1.01ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億6072万株

 4月27日(木)前場の東京株式市場は、NY市場で中堅地銀の株価が連日大幅安となったことなどが漠然と手控え感をもたらす様子となり、決算発表銘柄や材料株に注目がシフト。26日に四半期決算を発表したキヤノン<7751>(東証プライム)、3月決算を発表したファナック<6954>(東証プライム)などが上げ、業績拡大期待などでブリヂストン<5108>(東証プライム)も高い。日銀の金融政策会合(27、28日)への思惑で三井住友FG<8316>(東証プライム)なども堅調。日経平均は75円安で始まり、ほどなく174円80銭安(2万8241円67銭)まで下押したが、その後は持ち直し前引けは小幅安にとどまった。

 いなげや<8182>(東証プライム)が2日続けて大幅高となりイオンなど都の3社経営統合を連日好感。東海理化電機製作所<6995>(東証プライム)は予想を大幅に上回る3月決算など好感され急伸。ポプラ<7601>(東証スタンダード)は業績回復への期待に業界再編への思惑も加わったとされ再び急伸しストップ高。jig.jp<5244>(東証グロース)は業績予想の増額など好感されストップ高。ファンデリー<3137>(東証グロース)は決算発表への期待、信用規制による需給タイト化観測、配送短期化新サービスなど材料視とされ2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は4億6072万株、売買代金は1兆1692億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1003銘柄、値下がり銘柄数は716銘柄。

 東証33業種別指数は18業種が上げ、ゴム製品、銀行、輸送用機器、ガラス土石、機械、繊維製品、電気機器、その他製品、保険、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る