ホンダとゼネラルモーターズ(GM)、合弁会社で燃料電池システムの生産を米国で開始

ホンダ HONDA 7267

■新型FCEVに搭載されるほか、商用車や定置電源などにも適用

 ホンダ<7267>(東証プライム)の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州トーランス)は現地時間1月25日、ホンダとゼネラルモーターズ(GM)の合弁会社であるFuel Cell System Manufacturing, LLC(FCSM)が、ホンダとGMが共同開発した燃料電池システムの生産を開始したと発表。

 自動車業界初の合弁会社であるFCSMは、2017年に設立され、8500万ドルを投資した。燃料電池システムは、ホンダの新型FCEVに搭載されるほか、商用車や定置電源などにも適用される予定。

 ホンダとGMは、水素を有望なエネルギーキャリアとして位置づけ、30年以上にわたり研究・開発を進めてきた。2013年からは、燃料電池システムの共同開発に着手し、耐久性や耐低温性を向上させ、コストを大幅に削減した。ホンダは、2050年にカーボンニュートラルの実現を目指すとともに、クリーンエネルギーとリソースサーキュレーションにも取り組んでいる。

 燃料電池システムは、水素と空気から電気を生成し、排出物は水だけという環境に優しい技術。両社は、燃料電池システムの生産を通じて、水素社会の実現に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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