ケンコーマヨネーズは2年半ぶりの高値に進む、業績が大幅回復の見込みで春夏向け新商品8品の1日発売も期待要因に

■配当に加え株主優待が手厚く100株でも3品の詰め合わせセット

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は2月2日、朝方に4%高の1820円(70円高)まで上げて約2週間ぶりに直近の高値を更新し、後場も1800円台で売買されて2021年5月以来の1800円台に進んでいる。2月1日に2024年春夏向け新商品8品の発売を開始し、「持続可能な社会へ向けて、食を取り巻く課題解決を目指すラインナップ」として展開を開始した上、第3四半期の決算発表を2月13日に予定し、24年3月通期の連結業績は大幅回復の見込みとしているため、日程的にも期待の盛り上がる頃合いに入ってきたとみられている。

 11月に発表した第2四半期決算(2023年4~9月・累計、連結)は、食用油や鶏卵価格などの原材料価格は「変わらず大きな負担」(決算短信)だが、営業利益は前年同期比26%増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は同12%増加などと大幅に伸びた。コロナ禍に見舞われた23年3月期を底に大幅な回復傾向を示した。通期の連結業績予想は、営業利益を前期の約12倍、経常利益も同8倍としている。

 また、同社株式は、3月期末配当に加えて株主優待への注目度も高く、3月末日現在で100株以上1000株未満保有の株主には、一律で「ケンコーマヨネーズ・レストランの味」「神戸壱番館・玉ねぎドレッシング」「ガーリックバターソース」を贈呈。さらに、1000株以上の株主には、以上の3品に加えて「神戸壱番館・クリーミーナッツドレッシング」「スパニッシュアヒージョソース」「味噌ジンジャーソース」の6品などの詰め合わせセット3種類から一つ選択する方式だ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る