オンコリスバイオファーマが食道がん治療薬の販売提携を発表、テロメライシンの製品価値を最大化

■食道がん治療における新たな選択肢として期待

 オンコリスバイオファーマ<4588>(東証グロース)は2月7日、食道がん治療薬として開発中の腫瘍溶解性ウイルス「テロメライシン」に関する販売提携契約を富士フイルム富山化学と締結したと発表。同契約により、富士フイルム富山化学は販売・流通・プロモーションを担当し、両社はテロメライシンの製品価値の最大化を目指していく。オンコリスバイオファーマは、テロメライシンの承認取得時や販売の達成に応じたマイルストーンを最大17億円得る見込みであり、上市後はテロメライシンを富士フイルム富山化学に供給して購入代価を得る。

 テロメライシンは、がん細胞で特異的に増殖するように遺伝子改変した5型アデノウイルスであり、局所進行性食道がんを対象とした新しいモダリティの治療薬。2023年10月には、放射線を併用した食道がんPhase2臨床試験のトップラインデータを公表し、薬事承認申請を計画している。テロメライシンは、2019年4月に厚生労働省より再生医療等製品の「先駆け審査指定制度」の対象品目に指定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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