Kudan、次世代デジタルツイン「PRISM」正式発表、フォトリアル3DとAI融合

■軽量高精度3Dと自動解析で現場DXを加速

 Kudan<4425>(東証グロース)は8月14日、次世代デジタルツインソリューション「Kudan PRISM」を正式にリリースした。同ソリューションは既存の「DAMS」を進化させ、3DGaussianSplatting技術と独自の空間知覚技術を融合。設備・施設管理やインフラ点検、ロボティクスシミュレーションなど多分野で活用でき、フォトリアルな3D再構築とAI解析による一体型情報管理を可能にする。これにより、現場のDX化を加速し、情報共有や業務効率化、サービス品質の向上を実現する。

 Kudan PRISMは、従来の3D点群ベースで課題だったデータ容量や操作性、情報連携の制限を解消。軽量で高精度な3DモデルをノートPCやタブレットでも快適に操作でき、多様なスキャン方式に対応する。設備情報や図面、点検履歴を3D空間上で一元管理し、AIによる自動識別で異常検知や劣化分析も可能とした。さらに既存システムとの連携、セキュリティ確保、複数拠点への展開容易性など運用面の柔軟性も備える。

 同ソリューションは、保守工数や現地滞在時間の削減、異常検知精度の向上、計画策定期間の短縮など定量的な効果も確認されている。料金体系は初期費用とサブスクリプション型の基本使用料に加え、AI解析やシステム連携などのオプションを用意。提供形態はSaaS、プライベートクラウド、オンプレミスに対応し、顧客環境に応じた導入が可能である。Kudanは空間知覚アルゴリズムを核に、各産業の自動化・遠隔化を後押しし、社会課題の解決と生産性向上を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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