キヤノンが連日高値、1ドル150円台半ばに円安進み為替効果への期待強まる

■半導体露光装置、メディカル、ネットワークカメラなど成長続く見込み

 キヤノン<7751>(東証プライム)は2月26日、一段と上げて始まり、取引開始後は4338円(57円高)をつけて2018年以来の4300円台に進んでいる。今期・2024年12月期の前提為替を1米ドル140円、1ユーロ155円としており、週明け26日の実勢相場が1米ドル150円台半ばまで円安が進み、対ユーロでも163円に迫っているため、今日は為替差益への期待が強いとされている。先の決算発表では、為替1円の変動による営業利益への影響を対ドルで30億円、対ユーロでも30億円とした(決算説明資料より)。

 発行済み株式総数の3.3%に相当する3300万株規模の自社株買い(自己株式の取得)を2月1日から2025年1月31日までの予定で実施中。今期の見通しは、半導体露光装置、メディカル、ネットワークカメラ、商業印刷の各事業がニーズ拡大により市場成長が続くと想定し、オフィス複合機、プリンターはシェア向上で増収を目指す。配当金は10円増配し、1株当たり150円を計画、ROEは8.9%を目指す。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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