寿スピリッツの第3四半期累計売上高(概算)は356億76百万円(前年同期比20.5%増)と好調に推移

株式市場 銘柄

◇通期売上高の上振れが予想される

 寿スピリッツ<2222>(東1)の第3四半期累計売上高(概算)は356億76百万円(前年同期比20.5%増)と好調に推移した。

 なお、第3四半期会計期間(10月から12月)の売上高(概算)は、前年同期比17.9%増の132億88百万円となる見込み。売上が好調の背景には、首都圏での展開強化及びインバウンド対策として注力している国際線ターミナル売店での卸販売強化などの重点施策の遂行が奏功したことなどによる。

 セグメント別の売上高は、シュクレイ127億52百万円(同30.1%増)、ケイシイシイ94億44百万円(同13.7%増)、寿製菓・但馬寿89億56百万円(同11.6%増)、販売子会社50億73百万円(同15.4%増)、九十九島グループ36億65百万円(同36.5%増)、その他6億40百万円(同270.9%増)となっている。セグメント間の内部売上高である調整額は△48億54百万円であった。

 以上のように、いずれのセグメントも増収となっているが、特に、シュクレイ、九十九島グループの伸びが大きい。また、その他には、第1四半期から連結対象となったHoney Sucrey Limited(香港)の売上が加わったことにより、約2.7倍と大きく伸びている。

 2020年3月期通期の業績予想については、本資料の公表時点では、2019 年5月13日公表の業績予想を据え置くとしている。

 ちなみに、売上高の進捗率は、78.929%(前年同期72.645%)となることから、上振れが予想される。

 なお、第3四半期決算発表は、2月3日(月)を予定している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る