【株式市場】日経平均は11円安で小反落だが4万円台を2日連続保つ、TOPIXは小反発

◆日経平均は4万97円63銭(11円60銭安)、TOPIXは2719.93ポイント(13.65ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億4166万株

 3月5日(火)後場の東京株式市場は、「戦略的株主還元」と大幅増配尚を4日に発表した大林組<1802>(東証プライム)が一段と上げて14時過ぎからストップ高となり、大成建<1801>(東証プライム)も一段ジリ高など他のゼネコン株にも期待が波及。また、金融政策の「正常化」期待から銀行・保険株も一段ジリ高となり、みずほFG<8411>(東証プライム)は15年ぶりの高値に進み、三井住友FG<8316>(東証プライム)は16年ぶりの高値。証券株も上げたが高値更新は野村HD<8604>(東証プライム)ぐらいで過熱感なしの見方。日経平均はスルスル戻して始まり、前場は割っていた4万円台を回復して前日比堅調となり、中盤に117円76銭高(4万226円99銭)まで上昇。大引けは小安く小反落だが2日続けて4万円台を保った。TOPIXは小高く小反発。

 後場は、前場に続いて生成AI関連株が活況一段高となり、ユビキタスAI<3858>(東証スタンダード)やデータセクション<3905>(東証グロース)、ラボロAI<5586>(東証グロース)は2日連続ストップ高を前場から継続。クロスキャット<2307>(東証プライム)は新サービスへの期待強く2日連続ストップ高。日本ラッド<4736>(東証スタンダード)は業績予想の増額が好感され2日連続ストップ高。シリウスビジョン<6276>(東証スタンダード)は大正製薬HD<4581>(東証スタンダード)による国内初の肥満改善市販薬が買い材料とかで一段高となりストップ高。

 日経225への採用が発表されたZOZO<3092>(東証プライム)、ディスコ<6146>(東証プライム)、ソシオネクスト<6526>(東証プライム)はそろって高い。

 東証プライム市場の出来高概算は17億4166万株(前引けは8億8159万株)、売買代金は5兆1040億円(同2兆5716億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は931銘柄、値下がり銘柄数は670銘柄。

 東証33業種別指数は24業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、建設、証券商品先物、鉱業、銀行、機械、輸送用機器、非鉄金属、卸売り、その他金融、ゴム製品、電気機器、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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