セックが急伸、国際宇宙ステーション内積載物の運搬・操作ロボットシステムの開発契約先に選定

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■ISS「きぼう」実験棟でロボットシステムが支援

 セック<3741>(東証プライム)は3月12日、600円高(12.66%高)の5340円まで上げて急伸している。同社は3月11日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「ペイロードの管理・運搬・操作ロボットシステム『PORTRS』ISS実証用システムの開発」において、契約先に選定されたと発表。このシステムは、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟で動作する多肢ロボットを地上から遠隔操作し、ISS船内の作業効率化と宇宙飛行士の作業軽減を目的としている。

 同社は、惑星探査機や科学衛星搭載システム、ISS「きぼう」日本実験棟関連システムなど、宇宙分野のソフトウェア開発において豊富な経験を有している。また、ISS船内用ドローン「Int-Ball2」の開発にも協力しており、宇宙ロボット技術の高度化に貢献している。

 今回の契約により、セックは「PORTRS」のISS実証用システムの構築及び実証運用の支援を行う。これにより、宇宙開発におけるロボティクス技術のさらなる進展が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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