富士通、防衛テック共創プログラム開始、マルチAIエージェント研究を加速

■日本初の防衛テック・アクセラレーター始動、AI幕僚能力の研究推進

 富士通<6702>(東証プライム)は3月10日、防衛領域の技術開発を目的とした共創プログラム「Fujitsu Accelerator Program for Defense Tech」を開始すると発表した。同プログラムは、日本初の防衛テック・オープンイノベーションの取り組みであり、防衛用マルチAIエージェントの研究開発を加速することを目的とする。背景には、防衛装備庁 防衛イノベーション科学技術研究所から受託した「意思決定迅速化実験装置の研究試作に基づく防衛用マルチAIエージェントによるAI幕僚能力獲得の研究」がある。

 研究では、複数のAIが協調して自律的に結論を導くマルチAIエージェントを活用し、意思決定に資する情報提示の高度化や迅速化を図る。これにより、指揮官の意思決定を支援するAI幕僚能力の獲得を目指す。AIや量子コンピューティングなどの先端デジタル技術が安全保障分野で重要性を高める中、同社はスタートアップなどとのオープンイノベーションを通じ、防衛領域での技術革新を推進する。

 同プログラムでは、防衛省が掲げるデュアルユースの考え方を踏まえ、同社が培ってきたAI技術や防衛分野の知見と、スタートアップ企業などの革新的技術を融合させる。共創パートナーは3月10日から4月10日まで募集し、5月下旬にピッチイベントを実施したうえで、6月下旬に採択企業を決定する予定だ。採択企業にはマルチAIエージェント開発に係る費用を提供し、防衛領域における技術開発の加速を図る。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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