出光興産、船舶燃料メタノールの供給網構築へ、Consort Bunkersと共同検討

■グリーンメタノール導入も視野、海運業界の脱炭素化に対応

 出光興産<5019>(東証プライム)は3月10日、船舶燃料向けメタノールのサプライチェーン構築に向け、船舶燃料供給事業を手がけるConsort Bunkers(シンガポール)と共同検討を開始したと発表した。出光興産が調達するメタノールを、Consort Bunkersがシンガポールや東アジアの主要港湾で船舶燃料として海運会社へ供給する構想である。

 海運業界では、国際海事機関(IMO)が掲げる「2050年ごろまでに国際海運からの温室効果ガス(GHG)排出を実質ゼロとする」目標のもと、重油に代わる低排出燃料の導入が進んでいる。既存インフラで取り扱いやすいメタノールは有望な代替燃料とされ、特に化石燃料を使わずに製造されるe-メタノールやバイオメタノールなどのグリーンメタノールの普及が期待されている。また、メタノールと重油を併用できる「二元燃料焚き」船舶の導入も進み、需要拡大に備えた供給体制の整備が課題となっている。

 出光興産は、船舶燃料として利用できるほか、ジェット燃料やガソリン、化学原料など多用途に展開できるe-メタノールやバイオメタノールの供給体制構築を進めている。世界有数のバンカリング港であるシンガポールや東アジアの主要港湾で実績を持つConsort Bunkersとの連携を通じ、将来的なグリーンメタノール導入も視野に入れた船舶燃料向けメタノールのサプライチェーン構築を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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