【マーケットセンサー】円安・ドル高で恩恵を受ける高額商品・ブランド品関連銘柄に注目

■三越伊勢丹HD、資生堂、コメ兵HDなどが出番

 円安・ドル高が進む中、高額商品・ブランド品関連銘柄が注目されている。特に、百貨店株、化粧品株、中古ブランド品株、宝飾株は、恩恵を受けやすいと見込まれる。

 百貨店株は、コロナ禍の一巡とインバウンド需要の回復から、高額商品や宝飾品の販売が拡大している。三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東証プライム)や高島屋<8233>(東証プライム)などは、業績を上方修正しており、株価も上昇している。

 化粧品株は、「メイド・イン・ジャパン」への需要が高まっている。資生堂<4911>(東証プライム)は業績悪化懸念があるが、花王<4452>(東証プライム)、ファンケル<4921>(東証プライム)、コーセー<4922>(東証プライム)、ポーラ・オルビスホールディングス<4927>(東証プライム)などは好調である。

 中古ブランド品株は、金価格の上昇や富裕層の消費拡大から人気がある。コメ兵ホールディングス<2780>(東証スタンダード)は、3月期業績好調で増配を発表している。

 宝飾株も、金価格上昇やギフト需要の増加から恩恵を受けると見込まれる。ナガホリ<8139>(東証スタンダード)は、3月期業績の上方修正と増配を発表している。

 これらの銘柄は、日米中央銀行の金融政策決定会合などを睨みながら、順張り・逆張りのタイミングを計れば、パフォーマンス向上に繋がる可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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