川崎汽船、自動車船「APOLLON HIGHWAY」でB100バイオ燃料を用いた試験航行を実施

■脱炭素化に向けた取り組み、2050年GHG排出ネットゼロ達成目指す

 川崎汽船<9107>(東証プライム)は5月16日、グローバルにエネルギーソリューションを提供するWorld Fuel Servicesと舶用バイオ燃料供給契約を締結し、自動車船「APOLLON HIGHWAY」において、同社初となるB100バイオ燃料を用いた試験航行を実施したと発表。

 同試験航行は、脱炭素化に向けた取り組みの一環として行われ、バイオ燃料は環境負荷低減が可能な代替燃料であり、船舶の既存のディーゼルエンジンの仕様を変えずに使用することができ、従来の化石燃料と比べてライフサイクル(原料の栽培から最終的な燃料利用迄)で約8割から9割のCO2削減効果が期待できる。

 同社は、環境に関わる長期指針「”K”LINE 環境ビジョン 2050~青い海を明日へつなぐ~」において、国際海事機関(IMO)が定める2030年目標である「CO2排出効率2008年比40%改善」を上回る「同50%改善」という目標を設定し、さらには2050年の目標としてGHG排出ネットゼロに挑戦していくことを掲げている。そのアクションプランとして、今後も環境負荷低減が可能な代替燃料導入に取り組み、目標達成に向け挑戦していくとしている。今後、他の船舶へのB100バイオ燃料の導入拡大も検討していく予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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