明電舎が上場来の高値に迫る、半導体工場向けのAI産業用コントローラなどに期待強まる

■AI推論による人物検知や人流データによる生産工程改善などに寄与と

 明電舎<6508>(東証プライム)は6月7日、2日続伸基調となって出直りを継続し、午前10時30分過ぎには5%高の4100円(200円高)まで上げ、6月3日につけた上場来の高値4340円に迫っている。6日付で、AIを用いた画像処理を高性能かつ小形筐体で提供する新開発の産業用コントローラを発表しており、今期も連続最高益を見込む好業績と合わせて買い材料視されている。

 発表によると、新製品は、半導体工場やクリーンルームなどにおける人流・空間解析を主な用途として想定し、AI推論による人物検知や装置の監視制御、危険エリアへの侵入検知、現場の安全性向上、人流解析データ活用による生産工程改善が期待できるという。7日は、米マイクロンが日本の半導体開発拠点の拡充を示したと伝えられており、連想買いも入っているようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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