海運株が軒並み強い、海運市況高に加え環境規制に注目する様子が

■来年から適用される船舶燃料の環境規制強化では日系海運が有利の見方

 10月28日の東京株式市場では、海運株が軒並み強い相場となり、日本郵船<9101>(東1)が一時2025円(42円高)まで上げて年初来の高値を更新し、2018年12月4日以来の2000円台に進んでいるほか、商船三井<9104>(東1)も一時3155円(90円高)まで上げて年初来の高値を更新。川崎汽船<9107>(東1)は一時1651円(36円高)まで上げて戻り高値を更新した。

 タンカー運賃をはじめとする国際海運市況の上昇が伝えられているほか、2020年から適用される船舶燃料の環境規制強化に向け、相対的に日系海運会社の船の競争力が強まるとの見方が出ている。また、値動きを見ると、大手3銘柄を中心に8月頃から波状的な出直り基調に転じている。経験則的にしばらくは出直り相場が続く可能性が出てきたとの見方もある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ポケモンセンターヨコハマに続く2店舗目、地域活性化にも期待  丸井グループ<8252>(東証プラ…
  2. ■ベンチマークで高評価、企業向けLLMの新たな選択肢  リコー<7752>(東証プライム)は4月3…
  3. ■第1弾の渡航レポート公開、夢への挑戦を可視化  日本航空(JAL)<9201>(東証プライム)は…
2025年5月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■木徳神糧と三菱食品、逆行高の先駆けとなる動き  食料品の消費税減税関連株に新たな動きが見られる。…
  2. ■トランプ大統領「米国株は絶好の買い時」英国との関税合意後に発言  米国のトランプ大統領が、またま…
  3. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  4. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  5. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  6. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る